センター試験.数Ⅱ・B-指数.対数関数(2013~)
【高校数学の目次】
《数学Ⅰ・A》
数と式  • 根号計算  • 場合の数.順列.組合せ  • 確率  • 2次関数 • 2次不等式  • 集合・命題・条件・証明  • 正弦定理,余弦定理
《数学Ⅱ・B》
数学Ⅱ 指数関数.対数関数   
《高校数学Ⅱ / 指数関数・対数関数の目次》    が現在地
負の指数(1)  • 負の指数(2)  • 指数法則  • 指数計算(積・商)  • 有効数字の表し方   • 累乗根   • 有理数(分数)の指数(1)   • 有理数(分数)の指数(2)  • 指数と大小比較   • n乗比較   • 指数関数のグラフ  • 指数方程式(1)  • 指数方程式(2)  • 指数不等式  • 指数が対数のもの  • 対数の定義  • 対数計算(1)  • 対数計算(2)  • 底の変換  • 対数方程式  • 対数不等式  • 常用対数  • 指数・対数の大小比較(入試問題)センター試験,指数関数・対数関数
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== センター試験.数Ⅱ・B-指数.対数関数(2013~) ==
【2013年度センター試験.数学Ⅱ・B】第1問[2](必答問題)
 連立方程式
(*)




を満たす実数x, y, zを求めよう。ただし,x≦y≦zとする。
 とおくと,x≦y≦zによりX≦Y≦Zである。(*)から,X, Y, Zの関係式


タチ

が得られる。
解説を読む

 この関係式を利用すると,tの3次式(t−X)(t−Y)(t−Z)

タチ

トナ
となる。したがって,X≦Y≦Zにより
トナ
となり,から
x=ヌネy=z=
であることがわかる。
解説を読む

【2014年度センター試験.数学Ⅱ・B】第1問[2](必答問題)
 自然数m, nに対して,不等式
・・・④
を考える。
 m=2, n=1のとき,であり,このm, nの組は④を満たす。
 m=4, n=3のとき,であり,このm, nの組は④を満たさない。
 不等式④を満たす自然数m, nの組の個数を調べよう。④は
・・・⑤

と変形できる。
 nが自然数のとき,のとり得る最小の値はであるから,⑤により,でなければならない。により,m=またはm=でなければならない。ただし,<とする。
解説を読む

 
m=の場合,⑤は,
となり,

n2ノハと変形できる。よって,m=のとき,⑤を満たす自然数nのとり得る値の範囲はn≦である。したがって,m=の場合,④を満たす自然数m, nの組の個数はである。
 同様にして,m=の場合,④を満たす自然数m, nの組の個数はである。
 以上のことから,④を満たす自然数m, nの組の個数はである。
解説を読む

【2016年度センター試験.数学Ⅱ・B】第1問[1](必答問題)
(1)  ,
ウエ
である。

(2) のグラフとのグラフはである。
のグラフとのグラフはである。
のグラフとのグラフはである。
のグラフとのグラフはである。
 に当てはまるものを,次の⓪~③のうちから一つずつ選べ。ただし,同じものを繰り返し選んでもよい。
⓪ 同じもの
x軸に関して対称

y軸に関して対称
③ 直線y=xに関して対称

解説を読む

(3) x>0の範囲における関数の最小値を求めよう。
 とおく。このとき,y=t2t+である。また,xx>0の範囲を動くとき,tのとり得る値の範囲はである。に当てはまるものを,次の⓪~③のうちから一つ選べ。
t>0
t>1

t>0かつt≠1
③ 実数全体

 したがって,yt=のとき,すなわちx=のとき,最小値ソタをとる。
解説を読む

【2017年度センター試験.数学Ⅱ・B】第1問[2](必答問題)
 座標平面上に点をとり,関数のグラフ上に2点をとる。線分ABを1:2に内分する点がCであるとき, p, qの値を求めよう。
 真数の条件により,p>q>である。ただし,対数に対し,aを底といい,bを真数という。
 線分ABを1:2に内分する点の座標は,pを用いて
p,

と表される。これがCの座標と一致するので
p=q  ・・・・・・④

 ・・・・・・⑤


が成り立つ。
解説を読む

 ⑤は
p=
q ・・・・・・⑥

と変形できる。④と⑥を連立させた方程式を解いて,p>q>に注意すると
p= ,q= 
である。
 また,Cy座標 の値を,小数第2位を四捨五入して小数第1位まで求めると,である。に当てはまるものを,次の⓪~ⓑのうちから一つ選べ。ただし,
とする。
 ⓪ 0.3 ① 0.6 ② 0.9 ③ 1.3 ④ 0.6 ⑤ 1.9
 ⑥ 2.3 ⑦ 2.6 ⑧ 2.9 ⑨ 3.3 ⓐ 3.6 ⓑ 3.9
解説を読む

【2018年度センター試験.数学Ⅱ・B】第1問[2](必答問題)
 cを正の定数として,不等式
 ・・・②
を考える。
 3を底とする②の両辺の対数をとり,とおくと
tt+ ・・・③
となる。ただし,対数に対し,aを底といい,bを真数という。
 のとき,②を満たすxの値の範囲を求めよう。③により
t≦t≧
である。さらに,真数の条件も考えて
<x≦x≧
となる。
解説を読む

 次に,②がx>の範囲でつねに成り立つようなcの値の範囲を求めよう。
 xx>の範囲を動くとき,tのとり得る値の範囲はである。に当てはまるものを,次の⓪~③のうちから一つ選べ。
⓪ 正の実数全体
① 負の実数全体

② 実数全体
③ 1以外の実数全体

 この範囲のtに対して,③がつねに成り立つための必要十分条件は,
である。すなわち,c≧ハヒ 

である。
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【2019年度センター試験.数学Ⅱ・B】第1問[2](必答問題)
 連立方程式
 ・・・②
 ・・・③
を満たす実数x, yを求めよう。
 真数の条件により,x, yのとり得る値の範囲はである。に当てはまるものを,次の⓪~⑤のうちから一つ選べ。ただし,対数に対し,aを底といい,bを真数という。
x>0, y>0
x>2, y>3
x>−2, y>−3

x<0, y<0
x<2, y<3
x<−2, y<−3

 底の変換公式により

である。よって,②から
y=x+ ・・・④
が得られる。
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 次に,とおき,④を用いて③をtの方程式に書き直すと
t2トナt+ニヌ=0 ・・・⑤
が得られる。また,xにおけるxの範囲を動くとき,tのとり得る値の範囲は
<t< ・・・⑥
である。
 ⑥の範囲で方程式⑤を解くと,t=となる。したがって,連立方程式②,③を満たす実数x, yの値は

であることがわかる。
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【2020年度センター試験.数学Ⅱ・B】第1問[2](必答問題)
(2) x, yは正の実数とする。連立不等式
 ・・・②
 ・・・③
について考える。
 とおくと,②は
X+Y≦ネノ ・・・④
と変形でき,③は
X−Y≧ヒフ ・・・⑤
と変形できる。
 X, Yが④と⑤を満たすとき,Yのとり得る最大の整数の値はである。また,x, yが②,③とを同時に満たすとき,xのとり得る最大の整数の値はである。
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